香港でSIMカードを購入してみました
海外でローミングサービスを使えば多額の請求が来ないか不安がつきまとう昨今。Wi-Fiのレンタルをしようかどうか迷っているひとも多いのではないでしょうか。
海外の中にはSIMフリーの携帯やスマホに差し込むSIMカードが売られていて、SIMフリーの携帯やスマホがあればインターネットが使える国があります。ガイドブックがあれば携帯なんて必要なし!と思う人が多いと思いますが、本当にそうでしょうか。旅先でも日本と同じようにGoogleMapや乗換案内が使えるとしたら、どうでしょう?
香港に行くならSIMフリーの携帯がひとつあると便利
GoogleMapや乗換案内に頼る癖がついている人にとっては、海外でWEBが使えるのはかなり便利なはず。ホテルからディナーの店までタクシーでおよそ何分、なんてのもサクサク調べられるんですから。
私は台湾とフィンランドでSIMカードを購入したことがありますが、ガイドブックを開くわずらわしさや、土地勘のないところで歩くストレスから解放されるのはやはり楽でした。携帯に050+のアプリを入れておけば、日本へ格安で電話がかけられるので、ヨーロッパからの仕事のやりとりも安心してできました。なので今回は、香港でSIMカードを買って使うことにしました。
ちなみにSIMフリー携帯はアンドロイドを国内で購入。SIMフリー携帯というキーワードでAMAZON検索すると出てきます。だいたい1万円くらいで売られているようです。
Discover Hong Kong Tourist SIM (旅行者用SIM Card)
香港では旅行者用に4G(LTE)が数日利用できるSIMカードが売られています。
Discover Hong Kong Tourist SIM Card(旅行者用SIMカード)
5日間1.5GBまでデータ通信が利用可能で、88香港ドル(約1,380円)。8日間用は118香港ドル(約1,860円)。おめでたい数字にこだわっているのが香港らしいですね。
- 4Gで高速通信が可能
- 40ドル/1日/40MB で中国本土、マカオ、台湾でも使用可能
- 180日以内のリチャージで同じ電話番号を使用可能
- 15,000箇所あるhotspotでのWi-Fiが使い放題
- 現地通信時の留守録使い放題
- 低料金の国際電話設定あり
空港にあるセブンイレブンで購入可能
空港に着き、さっそくSIMカード購入です。一番わかりやすいのは空港にあるセブンイレブン。といっても空港は広いので、案内所で7-11はどこですか、と聞いた方が早いようです。空港のスタッフはたいていどの国もSIMカードの販売に手慣れているため、買う側もラク。香港空港のセブンイレブンは台湾と違って、パスポートの提示は必要ありません。
スタッフにSIMCardを買いたいと(私の場合は中国語で)言ったのですが、そこでいきなり「サイズは?」と訊かれたのです。
えっ、サイズ?!
サイズは3種類ある、と nanoやmicroなどのサンプルが出てきました。ここで焦る私。私はiphoneユーザーなのでANDROIDのSIMカードを取りだしたことがなく、SIMカードの大きさに大小があるなんて知らなかったんです。列が続くコンビニであたふたと携帯カバーをこじ開けましたが、隣のレジのおばさんには、あなたちょっと横にずれててくれる?とお叱りを受ける始末。それでもなんとかSIMカードを取りだすと「ああ、Microね」と。そしてめでたく5日分のSIMカードを購入できたのでした。
空港で買いそびれても、尖沙咀にあるスターフェリーのコンコースやセブンイレブン(7-Eleven)、サークルK(Circle K) といった街のコンビニでも買えます。
iphoneのSIMPINは持参
台湾の空港でSIMカードを買うときは売り場が携帯会社なので、カードを取り換えるのを手伝ってくださいというと快く応じてくれますが、香港のセブンイレブンでそれを期待するのはまず無理。ANDROIDは手で開けられますが、iphoneはSIMPINが必要になります。スマホを購入した時についてくる、穴を押すあのパーツです。
私は以前台湾でSIMPINがなく、ホテルのコンシェルジュに頼んで細い釘を借りたことがありました。釘と穴の太さは同じだったのですが、結局どうしてもSIMカードを取りだせなかったのです。なのでiphoneならばSIMPIN持参はマスト。
実際の繋がり具合は?
香港市内では、快適に使えました。103階といった高い場所でも電波は問題なく届きました。そして、街中でお店を探すとき、迷ったときなどに大いに役立ちました。
香港のタクシーで街中に放り出されそうに!?
ある日のこと。香港でタクシーの運転手にホテルの住所を見せたところ、ちょっと走ったかと思うといきなり停まってここだ、と言って全く違う場所でで降ろされそうになったのです。広東語は分からないし、ここだの一点張り。あわてて泊まっているホテルに電話をして、運転手に道順を説明してもらいました。結局目的地の隣のホテルに降ろされるという、最後まで話のかみ合わないタクシー乗車ではありましたが、携帯のおかげで見知らぬ街角に放り出されずに済みました。
SIMフリーの携帯があるということが前提になりますが、たった1,400円程度で安心して海外旅行が出来るなら、こんなにありがたいことはありません。たかが2泊3日と思わず、むしろ2泊3日という限られた時間だからこそ有効に使いたいですね。